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ロードバイクを長く快適に乗り続けるためには、定期的なオーバーホールが欠かせません。
特にロードバイクのオーバーホール費用がどれくらいかかるのか気になっている方にとって、事前に相場を知っておくことは重要です。
本記事では、全国展開している、あさひのロードバイクのオーバーホール 料金をはじめ、専門店として人気の高いワイズロードのロードバイクのオーバーホール 料金比較についても詳しく解説します。
さらに、コストを抑えたい方に向けてロードバイクのオーバーホールを自分で行う場合の費用感や、購入店以外へのオーバーホール 持ち込み時に発生する費用についても紹介します。
また、走行距離によるオーバーホールの距離の目安や、定期メンテナンスを怠った場合のリスク、つまりオーバーホール しないとどうなるかについても触れていきます。
ポイント
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ロード バイク オーバーホール 費用の相場がわかる
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あさひとワイズロードの料金差がわかる
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自分でオーバーホールする費用がわかる
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オーバーホールのタイミングと必要性がわかる
ロードバイクのオーバーホール費用の目安とポイント

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あさひでロードバイクのオーバーホール料金について
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ワイズロードでロードバイクオーバーホールの料金比較
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オーバーホールを自分で行う場合の費用
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オーバーホールの持ち込みの費用相場
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オーバーホールをしないとどうなるのか?
あさひでロードバイクのオーバーホール料金について
ロードバイクのオーバーホールを依頼する際に、多くの方が気にするのが「どこに頼むか」と「料金」です。
全国展開している自転車チェーン店「サイクルベースあさひ」では、ロードバイクのオーバーホール作業も受け付けていますが、料金設定にはいくつかのポイントがあります。
まず、あさひでのオーバーホール基本料金は、目安として30,000円〜40,000円ほど(税込)です。
この金額には、フレームの洗浄、ホイールの振れ取り、ブレーキや変速機の調整といった作業が含まれています。
ただし、注意したいのは部品代や消耗品の交換工賃が別途かかる場合があるという点です。
例えば、チェーンやブレーキパッドに劣化が見られる場合、それらの部品費用と取り付け工賃はオーバーホール料金とは別に請求されます。
一方で、あさひは全国に店舗があるため利便性が高く、ロードバイク初心者でも相談しやすい環境が整っているのは大きなメリットです。
予約の取りやすさや受付時の説明も比較的丁寧なので、初めてオーバーホールを依頼する人には安心感があります。
しかし、より細かい整備やカスタマイズ性を求める場合、専門店と比較して選択肢が限られる場合もあります。
例えば、特定ブランドの専用パーツやハイエンドコンポーネントの扱いに関しては、専門店のほうが柔軟に対応できるケースもあるでしょう。
このように考えると、あさひでのロードバイクオーバーホールは、「価格を抑えつつ、標準的なメンテナンスを受けたい」という方に適している選択肢だと言えます。
ワイズロードでロードバイクオーバーホールの料金比較
ワイズロードは、ロードバイク専門店の中でも非常に知名度が高く、多くのサイクリストに利用されています。
オーバーホールの料金体系も明確に設定されており、ロードバイクオーナーにとって信頼できる選択肢のひとつです。
ワイズロードでのオーバーホール費用は、スタンダードな作業内容の場合で約33,000円(税込)からスタートします。
この料金は、パーツの分解・洗浄・調整といった基本的な作業が含まれており、比較的リーズナブルな部類に入ります。
さらに、より細かな分解整備を求める場合には、49,500円(税込)程度の上位プランも選択可能です。
ここで押さえておきたいのは、ワイズロードではブレーキのオイル交換やワイヤー全交換といった追加作業に応じて料金が変動する点です。
つまり、標準メニューだけで済めば比較的手ごろですが、細部までこだわりたい場合やパーツ交換が必要な場合には、総額が5万円〜6万円台に達するケースもあります。
一方で、ワイズロードのオーバーホールは、技術水準が高いことが大きな強みです。
整備スタッフは、ブランド独自のトレーニングを受けたメカニックが多く在籍しており、スポーツバイクに特化した知識と経験を持っています。
特にカーボンフレームやディスクブレーキ搭載車など、繊細な整備が求められるロードバイクでも安心して任せられるでしょう。
これらを踏まえると、ワイズロードでのオーバーホールは「本格的な整備を求めるユーザー」や「将来的なアップグレードも視野に入れたメンテナンス」を希望する方に向いていると考えられます。
オーバーホーを自分で行う場合の費用

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ロードバイクのオーバーホールを「自分でやってみたい」と考える方も増えています。
自分でオーバーホールを行う最大のメリットは、工賃がかからないためコストを大幅に抑えられる点にあります。
必要な道具を揃える初期投資は、ざっくり見積もっても1万〜3万円程度です。
具体的には、アーレンキーセット、トルクレンチ、チェーンツール、各種専用グリスや洗浄液、パーツクリーナーなどが必要になります。
これに加え、場合によっては専用のホイール振れ取り台やBBツールも必要となる場合があります。
また、消耗品であるグリスや潤滑油も揃える必要がありますが、これらは一度購入すれば複数回使えるため、長期的にはコストパフォーマンスが良くなります。
ただし、ここで気を付けたいのが、作業精度と安全性です。ロードバイクは非常に精密な乗り物であり、例えばベアリングの締め付けトルクを間違えたり、ディレイラーの調整を誤ったりすると、走行中にトラブルを招くリスクがあります。
言ってしまえば、整備ミスは命にかかわる可能性もあるのです。
このため、初めてオーバーホールを自分で行う場合は、事前に信頼できる整備マニュアルや動画を徹底的に学び、少しでも不安がある箇所はプロに相談することをおすすめします。
特に、カーボンフレームや油圧ディスクブレーキ車の場合は、専用知識が必要になるため注意が必要です。
このように考えると、自分でオーバーホールを行うのは「手間を惜しまない」「工具への投資をいとわない」「自転車の構造に興味がある」方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えます。
オーバーホールの持ち込みの費用相場
ロードバイクのオーバーホールを検討する際、すでに購入済みの愛車を店舗に持ち込むケースは多いでしょう。
この場合の費用相場は、購入店舗かどうか、また依頼するメニュー内容によって大きく異なります。
まず、一般的な持ち込みオーバーホールの基本料金は、約33,000円〜45,000円(税込)程度が目安となっています。
この価格帯には、フレームからパーツを取り外して洗浄、注油、調整、再組み立てまでを行う「スタンダードオーバーホール」が含まれることが多いです。
ただし、店舗によっては「他店購入車両は追加料金がかかる」というルールを設けている場合もあります。
例えば、店舗の既存顧客向け価格に対して5,000円〜10,000円ほど高い設定になっていることも珍しくありません。
また、持ち込んだロードバイクの状態によって追加費用が発生することもあります。
パーツ交換が必要な場合、部品代と交換工賃が別途かかるため、最終的な支払総額が50,000円を超えるケースも想定しておくべきです。
例えば、チェーンやブレーキパッドの摩耗、ワイヤー類の劣化などが見つかった場合、それぞれ部品代と工賃が上乗せされます。
このように考えると、オーバーホール持ち込み時には、単純な基本料金だけでなく「追加作業が発生する可能性」も踏まえて、予算に余裕を持っておくことが重要です。
さらに、店舗によってはオーバーホールと合わせてガラスコーティングなどのオプション施工を提案されることもあります。
これらを希望する場合は、さらに数千円から1万円程度の追加料金が発生します。
持ち込みの場合、事前に見積もりをしっかりと取り、作業内容と金額を明確にしてから依頼することを強くおすすめします。
これによって、後から思わぬ追加費用に驚くリスクを防ぐことができます。
オーバーホールをしないとどうなるのか?
ロードバイクのオーバーホールを怠った場合、見た目には問題がなくても内部では深刻なトラブルが進行していることがあります。
ここでは、オーバーホールをしないことで起こり得るリスクについて具体的に解説していきます。
まず、オーバーホールをしない最大のデメリットは、パーツの摩耗や劣化が進行し続けることです。
ロードバイクは、ハブやボトムブラケット、ヘッドパーツといった回転部分に多くのベアリングが使われています。
これらは定期的なグリスアップが欠かせませんが、放置すると内部の潤滑が失われ、サビや焼き付きが発生する恐れがあります。
結果として、本来滑らかに回るべきハンドルやペダルが重くなり、快適性だけでなく安全性も大きく損なわれてしまいます。
さらに、普段は目に見えないフレーム内部やケーブルの劣化も見逃せません。
例えば、シフトケーブルのささくれや、ブレーキワイヤーの劣化が進行していると、変速不良やブレーキの効きが悪化し、走行中に重大な事故を引き起こすリスクが高まります。
特に下り坂や雨天時など、緊急時に制動力を失うことは命に関わる問題です。
ここで注意したいのは、こうしたトラブルの多くは、目立った異音や不具合が現れる前に内部で静かに進行していることです。
つまり、「問題が起きたら直す」という考え方では手遅れになることが多く、ロードバイク本体の寿命そのものを縮める結果になりかねません。
もちろん、オーバーホールには時間や費用がかかります。
しかし、これを怠ることで最終的に必要となるパーツ交換費用や、場合によってはフレーム自体の買い替えコストがはるかに高くつく可能性も考慮すべきでしょう。
このように、ロードバイクのパフォーマンスと安全性を長期間保つためには、定期的なオーバーホールが不可欠です。
年に一度、もしくは走行距離3,000〜5,000kmを目安に愛車をリフレッシュさせる習慣をつけることが、安心してロードバイクライフを楽しむための第一歩となります。
ロードバイクのオーバーホール費用と頻度の最適解

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ロードバイクのオーバーホールは何年に一度くらいですか?
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距離によるオーバーホールのタイミング
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オーバーホールをする事のメリットは?
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費用を抑えるためにできること
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おすすめのショップ選びのポイント
ロードバイクのオーバーホールは何年に一度くらいですか?
ロードバイクのオーバーホールは、一般的に「1年に1回」が推奨されています。
これは年間の走行距離や使用環境に関係なく、機械的なパーツの劣化が一定周期で進行するためです。
特にロードバイクは、日常的な走行だけでなく、天候や路面状況など外部要因にも大きな影響を受けやすい乗り物です。
このように言うと、あまり乗っていない人は「自分は対象外では」と思うかもしれません。
しかし、乗る頻度が少ない場合でも、内部のグリスが劣化して潤滑性能が落ちることは避けられません。
つまり、距離に関係なく「時間の経過」だけでオーバーホールが必要になるケースも多いのです。
例えば、梅雨や冬場に湿気が多い場所で保管している場合、フレーム内部に湿気がたまり、錆が進行するリスクも考えられます。
これらは目に見えない部分で劣化が進むため、気付きにくいのが厄介です。
これらの理由から、ロードバイクを安全に快適に乗り続けるためには、使用状況に関わらず「1年に1回」を一つの目安として、定期的なオーバーホールを検討することが大切だと言えるでしょう。
もちろん、使用頻度が極端に少ない場合は、メカニックと相談の上、1年半~2年に一度に伸ばすケースもありますが、自己判断せずプロにチェックしてもらうことをおすすめします。
距離によるオーバーホールのタイミング
ロードバイクのオーバーホールのタイミングは、走行距離に応じて考える方法も有効です。
一般的には「3,000km~5,000km走行したらオーバーホールを検討する」ことが推奨されています。
これは、走行によるパーツの摩耗や劣化が無視できないレベルになるタイミングにあたるためです。
例えば、毎週末に50kmのライドを楽しむ人であれば、1年間で約2,500km〜3,000kmに達します。
このくらいの距離を走ると、ハブやボトムブラケットといった回転部分のグリスが劣化し、動きが重くなったり、異音が出たりすることがあります。
また、チェーンの伸びや、ディレーラーの変速精度にもズレが生じ始める時期です。
一方、通勤通学で日常的にロードバイクを使っている場合、走行距離がさらに早く伸びるため、半年程度でオーバーホールの必要が出てくることもあります。
このとき注意したいのは、距離が短くても雨天走行や悪路走行が多い場合、通常より早い段階で各部にダメージが蓄積することです。
また、ヒルクライムやロングライドイベントなどで負荷の高い使用をした場合も、通常より早めのメンテナンスが必要になります。
単純な距離だけでなく、「どういう使い方をしたか」もオーバーホールのタイミングに影響するため、距離だけに頼らず全体の使用状況を見て判断するのが適切です。
オーバーホールをする事のメリットは?
ロードバイクのオーバーホールには、単なるメンテナンス以上の大きなメリットがあります。
それは「安全性の向上」と「性能回復」、そして「自転車の寿命を延ばす」ことです。
まず、安全性の面では、普段は見えない内部の劣化や損傷を早期発見できる点が挙げられます。
例えば、ブレーキワイヤーが内部でほつれていたり、ハブのベアリングが錆びていたりする場合、日常の簡易点検だけではなかなか気付けません。
オーバーホールではこれらの重要部品を分解・点検するため、事故のリスクを未然に防ぐことができるのです。
次に、性能回復についてですが、ロードバイクは購入時が最も性能が高い状態です。
しかし、使い続けるうちに回転系の動きが重くなったり、変速がもたついたりと、知らないうちに本来の性能を失っていきます。
オーバーホールによってパーツの洗浄、グリスアップ、調整を行うことで、スムーズな回転や快適なシフトフィーリングが復活し、乗り心地が格段に向上します。
さらに、ロードバイクそのものの寿命を延ばせる点も大きなメリットです。
適切なタイミングでパーツをメンテナンスし、必要なら交換することで、フレームやコンポーネントに無理な負荷をかけずに済みます。
これにより、買い替え頻度を減らし、愛車をより長く大切に使い続けることができます。
もちろん、オーバーホールには費用や時間がかかるデメリットもありますが、これらのメリットを考えれば、年に一度のリフレッシュ作業はロードバイクを楽しむための必要経費だと言えるでしょう。
費用を抑えるためにできること
ロードバイクのオーバーホールは定期的に必要な作業ですが、毎回の費用が負担に感じることも少なくありません。
そこで、費用を抑えるためにできる工夫について紹介します。
まず第一に、自分でできる簡単なメンテナンスを日常的に行うことが挙げられます。
例えば、チェーンの洗浄や注油、タイヤの空気圧管理、ブレーキや変速機の動作確認などは、特別な技術がなくても行える作業です。
これを定期的に続けることでパーツの消耗を防ぎ、結果としてオーバーホール時の交換部品代を大幅に抑えることが可能になります。
次に、オーバーホールの時期を賢く選ぶことも有効です。
繁忙期である春先や秋口はどうしても工賃が高くなったり、作業待ちが長くなったりしやすい傾向にあります。
これに対し、冬のオフシーズンを狙えば、キャンペーン割引や特典サービスを受けられる店舗も少なくありません。
このようなタイミングを活用すれば、通常より安くオーバーホールを依頼できるでしょう。
さらに、不要なオプション作業を最初にきちんと整理しておくことも重要です。
例えば、フルコーティングやカスタムパーツの取り付けは、必須ではない場合もあります。
見積もり時に「今回は最低限の作業だけで」と伝えることで、必要最小限の費用に抑えることが可能になります。
このように、日常のケア、オフシーズン利用、必要作業の絞り込みという三つの視点を意識することで、ロードバイクのオーバーホール費用を無理なく節約することができるのです。
おすすめのショップ選びのポイント
ロードバイクのオーバーホールを依頼する際、どのショップを選ぶかは非常に重要なポイントです。
技術力やサービスの質によって、仕上がりや満足度に大きな差が出るためです。ここでは、失敗しないショップ選びのポイントを紹介します。
まず注目すべきは、メカニックの資格や経験です。
スポーツバイク専門のメカニック資格を持っているスタッフがいるかどうかは、信頼できる店かを判断する一つの材料になります。
特に、スポーツバイクメカニック認定講師や、プロチームのメカニック経験者が在籍している店舗であれば、確かな技術力が期待できるでしょう。
次に、作業内容と料金が明確に提示されているかも重要なポイントです。オーバーホールと言っても、店舗によって分解範囲や洗浄方法、調整内容に違いがあり、追加料金が発生するケースも少なくありません。
ホームページや見積もり段階で「基本作業に何が含まれているか」「追加費用がかかる作業は何か」をきちんと説明してもらえる店舗を選びましょう。
また、オーバーホール後のアフターサービスが充実しているかどうかも見逃せません。
例えば、納車後1か月以内に無料点検を実施している、何か不具合が出た場合に迅速に対応してくれる、などのサポート体制が整っているショップであれば、安心して愛車を任せることができます。
さらに、実際に来店して店内の様子を見ることもおすすめです。
整理整頓されているか、スタッフの対応が丁寧かといった点をチェックすれば、ホームページや口コミだけではわからない情報も得られるでしょう。
こうした点を押さえてショップ選びを行えば、愛車のパフォーマンスを最大限に引き出すオーバーホールを安心して依頼できるはずです。
ロードバイクのオーバーホール費用のまとめ
記事のポイントをまとめます。
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あさひの基本オーバーホール費用は約3万〜4万円
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あさひは全国展開で初心者にも利用しやすい
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あさひでは部品代と工賃が別料金になることがある
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ワイズロードのオーバーホール費用は約3万3000円から
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ワイズロードは技術力が高く細かな整備にも対応できる
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ワイズロードは上位プランで5万〜6万円になる場合がある
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自分でオーバーホールを行うと工具代のみで済む
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自分で行う場合は安全性と作業精度に注意が必要
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持ち込みオーバーホールの費用相場は約3万3000円〜4万5000円
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他店購入車両は持ち込み料金が上乗せされるケースが多い
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オーバーホールをしないと内部劣化で安全性が低下する
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定期オーバーホールによりパーツの寿命を延ばせる
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年に1回または距離3000〜5000kmごとにオーバーホール推奨
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繁忙期を避ければオーバーホール費用を抑えられる
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経験豊富なメカニックがいるショップ選びが重要