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ロードバイク

ロードバイクのケーブル内装化は本当に必要?デメリットと交換の課題

2025年6月20日

ロードバイクのケーブル内装化は本当に必要?デメリットと交換の課題

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ロードバイクの購入やカスタムを検討している方の中には、ケーブル内装化について関心がある方もいるかもしれません。

特に、ロードバイクのケーブル内装化が進む中で、その実情や、ケーブル内装交換の難易度、そして従来のロードバイク ケーブル外装と比較した際のロード バイク ケーブル 内装 デメリットについて詳しく知りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、これらの疑問を解消するため、内装ケーブルの特性や注意点について詳しく解説していきます。

ポイント

  • ケーブル内装の利点と欠点がわかる
  • ワイヤー内装式ロードバイクの実態
  • 内装ケーブル交換の具体的な注意点
  • ロードバイクの選び方の参考になる

ロードバイクのケーブル内装化の知られざるデメリット

ロードバイクのケーブル内装化の知られざるデメリット

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  • ケーブル内装化の背景と利点
  • ワイヤー内装式ロードバイクの整備性
  • ケーブル内装化の交換の手間と費用
  • ケーブルフル内装機械式の課題

ケーブル内装化の背景と利点

ロードバイクのケーブル内装化は、近年、多くのメーカーで標準的な設計として採用されています。

この背景には、主に空気抵抗の削減と見た目のスッキリさという二つの大きなメリットがあります。

ケーブルがフレーム内部に収納されることで、外部に露出する部分が減り、空気抵抗が低減されると考えられています。

特に高速域での走行においては、このわずかな抵抗減がタイムに影響を与える可能性があります。

また、ケーブルが隠れることで、バイク全体のデザインがより洗練され、美しい外観となる点も、多くのサイクリストにとって魅力的な要素です。

泥や水といった外的要因からケーブルが保護され、汚れがつきにくいというメリットも持ち合わせています。

ワイヤー内装式ロードバイクの整備性

ワイヤー内装式ロードバイクは、その洗練された見た目とは裏腹に、整備性に関して考慮すべき点があります。

ケーブルがフレーム内部を通るため、従来のロードバイクと比較して、ケーブルの取り付け作業が複雑になりがちです。

フレームの設計によっては、ケーブルを通すためのガイドが設けられている場合もありますが、単に穴が空いているだけのフレームでは、ケーブルを通すのにかなりの時間と労力を要することがあります。

特に初めてケーブルを通す際や、ガイドケーブルやライナーが付属していない場合は、作業が難航するケースも少なくありません。

この作業性の悪さは、自分でメンテナンスを行うサイクリストにとっては大きなデメリットとなり得ます。

ケーブル内装化の交換の手間と費用

ロードバイクのケーブル内装交換は、従来のロードバイクと比べて手間と費用が増加する傾向にあります。

ケーブルがフレーム内部に複雑に取り回されているため、交換作業には専門的な知識と技術、そして専用の工具が必要となる場合があります。

特に、ヘッド周りやBB(ボトムブラケット)付近をケーブルが通過する設計の場合、その作業はさらに複雑になります。

ショップに依頼する場合、外装ケーブルの交換と比較して工賃が割高に設定されていることも珍しくありません。

また、ケーブルの長さを適切に調整しなければ、変速性能の低下やブレーキの引きの重さにつながる可能性もあります。

ケーブルの交換頻度が上がれば、それに伴うランニングコストも増えることになります。

ケーブルフル内装機械式の課題

ケーブルフル内装のロードバイクにおいて、機械式コンポーネントを使用する場合にはいくつかの課題が存在します。

油圧ディスクブレーキや電動変速が前提の設計が多い中で、機械式ケーブルの取り回しはよりシビアになります。

無理なケーブルの曲がりは、ケーブル内部での摩擦抵抗を増加させ、結果として変速やブレーキの操作感を重くする可能性があります。

特に、ハンドルバーやステム内部、フォークコラム内をケーブルが通る場合、ケーブルの曲げがきつくなり、スムーズな操作が妨げられることがあります。

これは、ブレーキの利き具合や変速の正確性に直結するため、走行性能に影響を与える可能性があります。

また、前述の通り、機械式ケーブルの交換作業は複雑で手間がかかるため、頻繁なメンテナンスを必要とする機械式においては、維持管理の面でも負担が増えることになります。

ロードバイクにおけるケーブル内装のデメリットとその影響

ロードバイクにおけるケーブル内装のデメリットとその影響

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  • ケーブル内装化のデメリットの具体例
  • フル内装ケーブルの通し方の実際
  • ケーブル内装の効果の検証と現実
  • ケーブル 外装の利点
  • ロードバイクで街乗りをするデメリットは?
  • ロードバイクと電動自転車どっちがいい?
  • フレームのおすすめメーカーは?

ケーブル内装化のデメリットの具体例

ロードバイクのケーブル内装には、いくつかの具体的なデメリットが存在します。

一つは、フレーム内部に水や泥が侵入しやすく、一度侵入すると排出されにくいという点です。

特に雨天走行が多い場合、ケーブルが腐食しやすくなり、結果的にケーブルの寿命を縮める可能性があります。

また、フレームにケーブルを通すための大きな穴が開けられることで、フレームの剛性や強度に影響が出る可能性も指摘されています。

さらに、ケーブルの取り回しが窮屈になることで、変速性能が低下したり、ブレーキの引きが重くなったりするケースも報告されています。

デローザ・キング3の事例のように、フレーム内部のライナーチューブが剥がれてしまい、ケーブルを通すのに非常に苦労するといったイレギュラーな事態も発生し得るのです。

フル内装ケーブルの通し方の実際

ロードバイクのフル内装ケーブルの通し方は、従来のケーブル外装モデルとは大きく異なります。

多くの場合、専用のライナー管を用いてケーブルをフレーム内部に通していきます。

例えば、ステムからハンドルバー、そしてフォークコラムを通ってフレームへとケーブルを導くのが一般的です。

この作業は非常に繊細で、ケーブルがフレーム内部で引っかかったり、他のケーブルと交差してしまったりするのを防ぐために、細心の注意が必要です。

特に、初めてケーブルを通す際や、フレーム内部にガイドがない場合は、専門の工具であるインターナルケーブルルーティングキットなどを使用することで、作業の効率を高めることができます。

しかし、それでも作業は根気を要し、メカニックの腕の見せ所となる場面が多くあります。

ケーブル内装の効果の検証と現実

ケーブル内装の効果については、空気抵抗の削減という点で期待が寄せられています。

しかし、実際のところ、その効果がどれほどのものなのかは、サイクリストの走行速度やパワーレベルによって大きく異なります。

ある検証では、距離4.42km、平均勾配5.4%のヒルクライムにおいて、ワイヤー外装と内装でタイム差が計測誤差レベルしか発生しなかったという結果が出ています。

これは、アマチュアサイクリスト、特にブロンズレベル程度の出力で走行する場合には、ケーブル内装による空気抵抗削減の恩恵は極めて小さい可能性を示唆しています。

プロレベルの高速域での走行では効果があるとしても、一般的なサイクリストにとっては、見た目のスッキリさや汚れの防止といったメリットの方が大きいかもしれません。

ケーブル外装の利点

ケーブル外装のロードバイクには、内装式にはない明確な利点があります。

まず、メンテナンスの容易さが挙げられます。ケーブルの交換や調整がフレームの外側で行えるため、作業の手間が格段に少なく、時間も短縮できます。

これにより、ショップでの工賃も抑えられる傾向にあります。

また、ケーブルの取り回しに無理がないため、変速やブレーキの操作感がスムーズであるというメリットもあります。

フレームに大きな穴を開ける必要がないため、フレームの剛性や強度を維持しやすいという点も、設計上の利点と言えるでしょう。

加えて、万が一のトラブル時にも、ケーブルの状態を目視で確認しやすく、迅速な対処が可能です。

ロードバイクで街乗りをするデメリットは?

ロードバイクで街乗りをする場合、いくつかのデメリットが考えられます。

一つは、前傾姿勢を基本とするロードバイクの特性上、視界が狭くなりがちであることです。

信号の多い交差点や人通りの多い場所では、周囲の状況を把握しにくく、安全性に課題が生じる可能性があります。

また、細いタイヤは段差や悪路に弱く、マンホールや路面のひび割れ、砂利道などではパンクのリスクが高まります。

さらに、ドロップハンドルや多段変速など、操作に慣れるまでに時間がかかることも、初心者にとっては扱いにくいと感じる要因となるでしょう。

ストッピングパワーについても、街乗りではリムブレーキでも十分な場合が多いですが、ディスクブレーキ化による重量増や剛性変化は、街乗りでは特に恩恵を感じにくいかもしれません。

ロードバイクと電動自転車どっちがいい?

ロードバイクと電動自転車のどちらが良いかは、使用目的や走行距離、経路によって異なります。

例えば、5~15km程度の比較的短い距離で、坂道が多い通勤や通学であれば、電動アシスト自転車が非常に快適で適した選択肢となります。坂道での負担が軽減され、汗をかかずに目的地に到着できる点が大きなメリットです。

一方、15km以上の長距離走行や、平坦な道が主なコースであれば、ロードバイクの高速性能や軽量性が活きてきます。自身の脚力のみで長距離を走り切る達成感も、ロードバイクの魅力の一つです。

休日のサイクリングやレース参加を考えているのであれば、ロードバイクが適していますが、日常の移動手段として手軽さを求めるのであれば電動自転車が優位と言えるでしょう。

ロードバイクのフレームのおすすめメーカーは?

ロードバイクのフレームには、様々なメーカーから個性豊かな製品がリリースされており、おすすめは個人の好みや走行スタイルによって異なります。

例えば、イタリアの老舗ブランドであるBIANCHI(ビアンキ)は、その美しいデザインと独自のカラーリングで人気です。

CANNONDALE(キャノンデール)は、革新的な技術とユニークなフレーム設計で知られています。PINARELLO(ピナレロ)は、レースでの実績も豊富で、高い走行性能を求める方に選ばれています。

DE ROSA(デローザ)もまた、イタリアの伝統を受け継ぐブランドで、美しい曲線と高いクラフトマンシップが特徴です。

これらはあくまで一部の例であり、各メーカーがカーボン、アルミ、クロモリなど様々な素材でフレームを製造し、ヒルクライム、エンデュランス、エアロなど特定の走行性能に特化したモデルを提供しています。

自身の予算や走行目的、重視する性能に合わせて、多くの選択肢の中から最適なフレームを見つけることが大切です。

ロードバイクのケーブル内装化のデメリットに関する総括

記事のポイントをまとめます。

  • ケーブル内装は見た目がすっきりする一方で、メンテナンスが複雑になる
  • ケーブル内装により水がフレーム内に入りやすく、排出されにくい場合がある
  • 内装化によってフレームの剛性や強度に影響が出る可能性がある
  • ケーブルの取り回しが窮屈になり、変速やブレーキの操作感が重くなることがある
  • 機械式コンポーネントとフル内装の組み合わせは特に課題が多い
  • ケーブル交換作業には専門知識や専用工具が必要となる場合がある
  • ショップでのケーブル交換費用が割高になる傾向がある
  • ポジション調整のためにケーブル全交換が必要になるケースもある
  • ヒルクライムなど特定の条件下では、ケーブル内装の空気抵抗削減効果は限定的
  • ケーブル外装はメンテナンスが容易で、操作感もスムーズである
  • 街乗りではロードバイクの特性がデメリットになることがある
  • 電動アシスト自転車は街乗りや坂道で大きな利点がある
  • ロードバイクのフレームメーカー選びは目的や好みに応じる
  • D型コラムフォークや専用ステムなど、フル内装には特殊パーツが必要となる
  • ワイヤー内装式ロードバイクの維持費は外装式より高くなる傾向にある

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